ファーストエイド・応急処置の資格

ファーストエイドキット 南アフリカ留学日記

1番初めに学んだこと

EcoTraining での1年間のコース、さらにいくつかの短いコース分かれているのですが、1番初めに勉強したのは「ファーストエイド」。いわゆる応急処置や一次救命処置のことを指します。

ガイドの資格を取るには、ファーストエイドの資格を持っていなければいけません。

サファリは動物園ではありません。野生動物がヒトを襲うことは十分あり得るのです。

といっても、近づきすぎたり変に刺激しなければまず大丈夫!彼らにもパーソナルスペースがあるのでしっかり尊重することが大切です。リスペクト‼︎

これはもしかして脅されている…?

ファーストエイドのコースは1週間。

レオを含め、コースメイトはみんな「いよいよ始まる!」とワクワクドキドキしていたのですが、最初に見せられた&聞かされたのはサファリで怪我をした人たちの写真・ビデオや体験談でした。

写真ははっきり言ってグロい…!とにかくグロい…‼︎

以下文章で書いていきますが、苦手な人は飛ばしてこちらへどうぞ!

大丈夫ですね…?

どんな内容かというと、毒グモやサソリに噛まれてパンパンに腫れた足や、毒ヘビに噛まれて切断せざるを得なかった手の写真、ゾウに襲われて亡くなった人の話、ハイエナに顔を噛まれた人の写真…

ワクワクドキドキしていたレオたちの顔は一瞬にして蒼白に……サファリの恐ろしさを見せつけられました。

でも、今のところレオもコースメイトも元気にしています!

事故や怪我は本当にレアだけれど、ゼロではないのだと改めて認識させられた最初の数日間でした。

ファーストエイド実践編

資格を取るにあたって、ファーストエイドの実践は非常に大切です。

まずはCPR(心肺蘇生法)の練習。レオは小学校の頃に少しやった記憶があるのですが、きちんと学ぶのは初めてでした。

胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸を40°近い気温のなか汗だくになりながらひたすら繰り返し……いつかこの経験が人の命を救うかもしれないと思うと、静かな決意と確信のようなものが心に芽生えました。

インストラクターが予備で人工呼吸用のマウスピースと二次感染を防ぐグローブを全員にくれたのですが、今でも肌身離さず持っています。

そしてその他応急処置の練習。

具体的には、インストラクターが人の模型をどこかに設置して、それを探して手当てをする、というものです。

この模型、手足が外れたり銃弾の跡や出血などもかなりリアルに再現できる優れものなのです。

みんなでファーストエイドキットや担架を運んで手当てをしに行くのですが、実践はやっぱりそう簡単にはいきません。

包帯を巻くのに時間はかかるし、手当ての最中にインストラクターが仕込んだヘビ(のおもちゃ)に噛まれるし……

初回にしては良い出来だとインストラクターは言ってくれましたが、もしこれが実際の怪我人だったら出血多量で助からなかったと思います。やっぱり学んだことを実践するのは難しいなあと実感しました。

There’s no accident

There’s no accident. It’s always an incident.

インストラクターに言われたセリフです。アクシデントは予期できないもの、偶然起こってしまうものです。

でも、サファリで起こるのはインシデント。必ず防げるポイントがあり、常に安全第一で、色々なことを想定して行動しなければいけないのです。

Always expect unexpected.

これもよく言われたセリフで、「常に想定外を想定しろ」という意味です。ガイドとして働く際に心に留めておきたい言葉ですね。

おわりに

ということで今回はレオが1番初めに受けたコース、ファーストエイドについて書いていきました。

「サファリ怖い…」って思われるかもしれないですが、最初にも述べたとおり基本的には大丈夫です。

少なくともレオの(数少ない南アフリカの)知り合いで酷い目に遭った人は今のところいません!

もしこのブログが途絶えたら……その時は察してください😂 (ただ飽きただけ、もしくは忙しいだけの可能性もありますが)

それではsee you soon!

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